2015年4月金子さんは『サラリーマンから千歳市で農家に転身』千歳市協和で野菜作りをはじめました。
農家になるきっかけは、リーマンショックで職場の同僚が辞めていく事に、従業員というのはこういう事もあるんだ、そうならない為には経営者になりたいという気持ちが高まりました。
そして、2011年3月『東日本大震災』。勤めていた会社で現地へ炊き出しボランティアに参加。そこで目にした光景はとてもショックなものでした。今後も生きている間にこういった災害は起こるかもしれない、その時自分は何が出来るか、大切な方々や名も知れない方々に何が出来るか考えた時、「食」に繋がる『農家』という選択にたどり着きました。
安心安全で美味しい野菜を提供させて頂く。これはかねこ農園の使命としています。何をもって安心・安全、そして美味しい野菜なのか。他人から得た知識を左から右へ伝えるのではなく、自身で体験したこと、そしてその野菜を提供し続けていく、これを一生掛けて試行錯誤していく。その為に色々な栽培方法をさせて頂いて無農薬・減農薬・慣行栽培そして2年間有機農家さんから研修を受けさせてもらい、有機栽培の畑を広げています。
今年2022年の秋には有機カボチャ(転換期間中)『雪化粧』の販売を北海道有機市場で予定しています。
白いカボチャの中でも有名な『雪化粧』贈答用としてご自宅用にぜひ甘くてホクホクのカボチャおすすめです。
金子さんは、社会貢献にも意識があり、農福連携という形で就労支援事業所の方々と一緒に仕事をしています。またNPO法人を通じてこども食堂等に野菜の提供を実施、子ども達の食育として人参収穫体験も受け入れているそうです。