
みらいすくすく通信第472号のお米の特集の中で紹介(2020.10)
(安平・無何有の郷農園)
安平 無何有の郷農園から
安平、無何有の郷農園では、この時期恒例のはざかけ風景が畑を黄金色に彩り、新米の出荷が待たれています。小路組合長に有機のお米についてお話を伺いました。「かつての手除草は水の中に足を入れて行う大変な作業だったけど、今は機械があるからそれに比べればラクにはなった。それでも田植え後3 ~ 4 回は必要かな」気になるのは雑草ともうひとつは虫害。ドロオイムシに苗を食べられたり、カメムシに斑点をつけられたりすることもあるそうですが、昨今は甚大な被害ではないとのこと。はざ掛け米は、刈り取った稲を逆さに天日乾燥させたお米で、現在は乾燥機が主流。「美味しいのはもちろんだけど、エコだし、風景がいいよね」何日もかけて乾燥させることで、茎に残った旨味が米に行き届くといいます。
「以前は、田植えや稲刈りのイベントもやっていた。田植えをみんな真っ直ぐにしないから、除草機が入れなくてあとの除草が大変なんだけど(笑)」次回の開催を楽しみにしましょう!
ゆうきの芽プロジェクト企画 『農園だより』 動画の限定配信 vol.2 “2020 稲刈り風景” を YouTube で見る
ゆうきの芽プロジェクト企画 『農園だより』 動画の限定配信 vol.1 「人参の収穫風景」 を YouTube で見る

- 有機農業歴と、有機農業を始めたきっかけを教えてください
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1991年、安平町(当時は追分町)に入植し有機農業を開始。
自分らしく、自由に自立した暮らしを実現する為。人と生き物と地球と共に生きていける永続可能な農業をベースにした暮らしを作る為。幸福に楽しく暮らす為。 - 有機農業の楽しいこと・大変なこと・嬉しいことは何ですか?
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少しずつ、技術や知恵が身についていると実感できるのがうれしい。家族で働けるのが楽しい。これでもかってくらい働くのも気持ちいい!これでもかってくらい働いた後に迎える冬がサイコー!
大変な事=それはギックリ腰になった時。 - 自分の作った生産物の自慢をどうぞ!
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人参、ごぼう、大根の煮物・・・子供が苦手そうな顔ぶれだけど、うちの子は「超うめー」とバクバク食べる。本当にうまい。ニンニクはほっこり甘く、ヤーコンはシャッキリジューシー。長いもの素揚げは美味しくてとまらない。かなり自慢。
- お勧めの本やお気に入りの本、映画、音楽を教えてください
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「2020年農業が輝く」相馬暁、「農で起業する」杉山径昌、「みんな神様をつれてやってきた」宮嶋望、「14歳からの哲学」池田晶子、「倶会一処」無着成恭
- 有機農業を通じて浮かぶ、あなたの将来の抱負は?
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丈夫な体に感謝しつつ、ばりばり働く。冬は好きなソーイングや編み物三昧。たぶん夫は読書や釣り・狩猟三昧。で、ゆくゆくは手が回らずに食べちゃった(!?)山羊、羊、豚などを飼い直し、エコハウスを建て、気持ちの良いもの、人に囲まれて暮らす。その繰り返しでいい。